【本編超え】シャルロットだけは僕のもの 作中の答えより納得できる推理を発表するよ【米澤穂信】
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最初に結論!
最初に、僕の提案を発表します!
米澤穂信著『夏期限定トロピカルパフェ事件』の第1章 シャルロットだけは僕のもの。
小佐内さんが見破るきっかけになった小鳩くんのミスは、本編の正答よりも
小鳩くんのコーヒーの湯気が消えているという違和感の方が納得感が高いと思うのですが、どうでしょう?
というのが、私の提案です。
注意書き
本記事では、著者や作品を批判する意図は全くありません。むしろ米澤穂信さんの大ファンです。
それゆえに、いいことを思いついてしまったから書くたくなってしまいました。2次創作みたいなものだと思っていただけると幸いです。
簡単に作品解説
小鳩くんがこっそり食べたシャルロットを最初からなかったように見せるため、証拠隠滅を行いました。それなのに、なぜ小佐内さんにバレてしまったのか? この作品の「謎」として提示されます。
まずこの作品は、
小鳩くんの犯したミスに気づけば良い。
という構造があります。
言い換えると、必ずしもシャルロットを食べたことと直接つながるものでなくてよい、というわけです。「おかしな点があるな」→「ケーキを我慢できずに食べたのだろう」くらいで十分です。
作中での「正答」との比較
作中では、小鳩くんのハンカチとティッシュの使い方に一貫性がない、という違和感が答えとして用意されています。
最初小鳩くんが汗を拭くときにはハンカチを使っていたのに、使わなくなった。つまりハンカチを使えない事情が発生した。それはシャルロットのババロアに違いない。これが小佐内さんの推測です。
初めて読んだとき、僕は解答ゾーンに入る前にもう一度頭から遡って読み返し、「コーヒーの湯気が消えている」という推理を思いつきました。
熱かったはずのコーヒーの湯気が消えている → コーヒーが減ったのを、近くにあった麦茶を足してごまかした → ごまかすようなコーヒーを飲む理由は、ケーキを食べたしかない
本編を「正答」を読んだとき、正直言うと、根拠として弱いと思いました。
理由としては、、、
- ハンカチとティッシュの使い分けは、主観的な好みでしかない。 明確な基準は存在せず、「そういう気分だった」と言われたら反論できない。
- 「さっき汗をいっぱい拭いて、ハンカチがベタベタになっちゃったから、ハンカチ遣うのをやめた」という反論も十分に成立する。
一方、私の提案する「湯気が消えていたから」説は
- 湯気の有無は客観的な事実である。 誰から見ても明らか。
- 前半に湯気が立っているという描写があるので、伏線となりうる。
- 小佐内さんがこぼしたコーヒー(麦茶入り)拭いている描写もある。本来熱いはずのコーヒーが熱くないことは、湯気だけでなく触った感覚としても分かるはず。
といった点から、こちらの方が強い根拠となりうると思います。
湯気が消えている説の弱点
湯気が消えている説の弱点は、小鳩君が食べたのが シャルロットかマンゴープリンかどっちか分からない ことです。
本編ではマンゴープリンとシャルロットの2つのケーキが用意されていますが、ハンカチを使う可能性が高いのはババロアのかかっているシャルロットの方だろう、という考えができます。
しかし僕の説だと、シャルロットとマンゴープリンのどちらもコーヒーに合うため、小鳩君がどっちを食べたかまでの推測は難しいです。
おわりに
読んだのは10年以上前だけど、このタイミングでブログに書いたのは本当にただの思いつきです。




