石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

更新: 2023-08-31  投稿:
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準備編の続きです。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <準備編>
2018-10-09

石垣島の市街地でマウンテンバイクをレンタルし、西海岸沿いへ。時計回りに出発です。 時刻は11時15分。

↑ ここから時計回りに出発

自転車で走るときのルールは、①左側通行 ②車道を走る(歩道はNG) です。といっても、石垣島で歩道があるのは市街地だけ。10分もしないうちに、車道だけの道に入ります。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

このような道を、ひたすらに進んでいきます。

サトウキビ畑は、いたるところで見つかります。人の身長以上に育つんですね。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

出発から45分。宮良農園に到着。黒糖ジンジャーを飲んで休憩。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>
石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

15分ほど休憩して、再出発。どこを切り取っても、絵になる風景です。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

12時35分(出発から1時間20分)、やいま村に到着です。石垣島では定番の、八重山そばを食べました。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>
石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

地図を見ると、石垣島の観光では定番の川平湾までのおよそ中間の位置にいます。ここまで1時間くらいで来ているということは、あと1時間で行けるんじゃないの? 帰りも同じく2時間かかるとすれば、5時くらいには帰って来れそう。ということで、川平湾を目指します。

やいま村からしばらくは、浜辺に沿った平らな道を走ります。あとから思い返しても、景色の良さ、走りやすさを考えて、ここが最高でした。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

こういうベタな写真が撮りたくなる。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

海辺には、熱帯・亜熱帯に分布するマングローブが見られます。

自転車を止めて、誘われるように砂浜に歩いていく。 波が来るギリギリのところまで歩いていく。かがんで、両手を水に浸す。おもったより冷たくないんだな。両手をわしゃわしゃっ!と動かすと、水泡が広がる。その動きを目で追う。水泡がやがて消えたが、まだ何かが動いていることに気づく。小さな魚だ。カニもいる。振り返ると、浜辺にはヤドカリもたくさんいた。 子供のときにあったな、こんな感じ。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

こういうベタな写真が撮りたくなる。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

このあたりはアップダウンが激しいです。これまでずっと海岸沿いの平らな道を走ってきたのが、一気に海抜約40mまで上がります。ローギアにしてスローペースで登ります。と思ったら、今度は急降下。体感速度としては40~50km/hくらい。「転んだらヤバい!」と思うほどの、命の危機を感じるスピードでした。車には追い付かなかったので、実際は30km/hくらいなのでしょう。かと思えば、また上り坂。そして下り坂。川平湾までの道のりの、最後の試練です。

坂を下り終えると、すぐに川平湾に到着です。時刻は14時すぎ(出発から3時間)。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

ぱっと見、息をのむキレイさでした。海が青い。蛍光ペンのような、パステルカラーの青です。自然でこんな色が作れるんだ。島の緑も鮮やかで、砂浜と船舶の白色が、色のコントラストが映えます。
5分くらい見たら「OK。とりあえず分かった」と感動の波が引いた感じになりました。あとは事務的に眺める作業に入ります。すぐ出発しないのは、川平湾の景色に見とれているわけではなく、行きの疲れを回復するためです。 でも、ただ疲れをいやすだけの時間、目の前に広がっているのが川平湾の絶景というのは、ある意味ものすごく贅沢な過ごし方ですよね。

帰りは、いきなり心臓破りの坂が立ちはだかります。今来た道を帰るのですから当然なのですが、回復したと思った矢先、またもや疲れが復活します。

「もうだめだ・・・」と思ったところに、川平マエタケ農場があったので、休憩所に立ち寄ります。入口ではヤギがお出迎え。マンゴーバナナジュースは絶品でした。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>
石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

「街から川平湾に向かってるんですか?」「いや、さっき川平湾に行って、今帰りなんですよ」という話から、店員さんに島のことを色々教えてもらいました。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>
屋上からの景色

川平マエタケ農場が今回の道のりで一番標高の高いところでした。ここからは山を下り、ノンストップで市街地まで向かいます。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

およその距離を知っていることによる心の余裕と、「もうアップダウンはない」という安心感で、休憩なしで一気に進んでしまいました。行きよりも、はるかに短く感じます(リターン・トリップ・エフェクトというらしい)。

寄り道をしなかったため、16時半には市街地に到着です。帰りの所要時間は、1時間45分ほどでした。沖縄は日が暮れるのが1時間ほど遅いので、まだ真昼のように明るいです。

石垣島を自転車でぶっ飛ばす <当日編>

↑自転車を借りた丸玄新栄自転車商会

そんなわけで石垣島を 1/4周だけ 自転車でぶっ飛ばしてきました。ママチャリしか乗ったことがなかったのですが、マウンテンバイクって本当に軽くて、快適な旅になりました。自転車にハマる人の気持ちがちょっと分かったような気がします。

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