コンビニコーヒーを今までに何リットル飲んだか計算してみた【フェルミ推定】
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コンビニコーヒーが好きで、よく飲みます。
この前、ファミマのコーヒーを飲んでいるとき、ふと思いました。
自分はこれまでに、何リットルのコンビニコーヒーを飲んだのだろう?この疑問を抱くのに、理由もきっかけもありません。
とにかく、気になったものはしょうがない! さあ、計算しよう!
まずは直感が大事!
計算よりも、まずはカンで答えるのが大事!
うーん・・・50リットル!
さすがに100リットルはいかなさそうだから、その半分くらいだ!!
僕はこういうカンで数字を言うのは結構大事だと思っています。が、本題からは逸れるので、詳しくは最後に余談で。
フェルミ推定で、ざっくり計算
それでは次にフェルミ推定してみましょう。
- コーヒー1杯は、200mL = 0.2L
- 1週間に1杯飲む
- 1年は50週
- 10年間(飲み始めたのは2015年 ~ 今が2024年10月)
ま、だいたいこんなもんでしょう。
計算(暗算)すると・・・
0.2 (L/杯) × 1 (杯/週) × 50 (週/年) × 10 (年) = 100 (L)
ということで、計算結果は 100L!
カンの予想が50Lだったので、2倍の差でした。結構いい線いってましたね。
でも「100Lはさすがに飲んでないだろう」とも思っていたから、ハズレといえばハズレ。
僕の場合は1週間に1杯の計算なので、平日毎日飲む人は、5倍の500Lということになります。
フェルミ推定のコツは、計算をしやすいよう、詳細に数字を決めすぎないことです。
コーヒー1杯は160mLとすることが多いですが、コンビニコーヒーはそれより多い気がするから、だいたい200mL。
1年も約52週ですが、面倒くさいので50にしました。
詳細な計算で、最終確認しよう
それでは最後に、100Lという数字がどこまで実際に近いか、詳細なデータを集めて計算してみましょう。
コンビニコーヒー1杯の量
先ほど1杯200mLとしたところを、もう少し厳密にいきたいのですが、調べ始めたら一筋縄ではいかないことが分かりました。
結論としては、1杯=160mL とします。以下、その根拠(というほどでもないけど)。
まず前提として、ホットのみ & 一番小さいサイズ(RまたはS)のみと仮定して計算します。
理由① 僕が飲むのが、ほとんどそれだから。
真夏の一番暑い3カ月くらいはアイスを飲みますが、氷で薄まるのがイヤなので、基本的にホットを選んでます。
理由② 僕の家計簿に、買い物をした店の名前しか入力されていないから。
買い物した商品名までは分からないので、ホットかアイスか、どのサイズかまでを考慮して計算することはできません。
というわけで、ホットS(R)に統一します。
ホットS(R)の量をいろいろなWebサイトで調べてみたのですが、どのサイトも言っていることが結構まちまちでした。
考えられる理由としては、まず基本的に公式サイトでデータが公表されていないから。
もし実際に計測した人に「160mLって書いてあるのに158mLしかなかった!」なんてクレームを入れられたら面倒なのでしょう。また、値上げの代わりに量を変えることもあるのでしょうが、その都度その都度アナウンスするのは避けたいのだと思います。
ただ、実際に自分で計測した人や過去に公表されていたらしいデータによると、どのサイトを見てもだいたい 150~160mL くらいで、たまに180mLと書いてあることもあるので、今回は160mLとさせていただきます。
飲んだコンビニコーヒーの杯数
これまでに飲んだコンビニコーヒーの杯数1 を計算しましょう。先ほど 1週間に1回&約10年としたところです。
杯数に関しては、それなりに厳密な計算ができました。
結論 786回!以下、計算過程。
これについては、僕の家計簿でカウントしました。
2016年4月から家計簿のデータがありまして(本当はそれより前から家計簿をつけていたけど、データが行方不明になった)、コンビニへ行った回数が697回でした。
さすがに買い物の内容までは記録に残していないので、1回コンビニに行くと1杯コーヒーを買ったということにします。実際、ほぼ毎回買っているので。
コンビニコーヒーを買い始めたのは、2015年の3月でほぼ間違いありません。
これは結構明確に覚えておりまして、2014年3月から海外に行って、2015年の2月末に帰国しました。帰ってきたらコンビニコーヒーがすでに普及しており、喜んで利用し始めたのを覚えています。余談ですが、帰国したら自撮り棒も流行っていて、最初はみんな笑いのネタとしてふざけて持ち歩いているのかと思ったのですが、みなさん真面目にお使いになられていたので、これは笑っちゃいけないやつだと認識を切り替えました。
2015年3月~2016年3月は家計簿のデータがありませんので、コンビニに行った回数が分かりません。その期間は、線形補間(つまり同じペースで飲んだと仮定)して計算します。
データがあるのは 2016年4月1日~2024年10月11日 =3116日
コンビニコーヒーを飲んだ期間は 2015年3月1日~2024年10月11日 =3512日
3512 ÷ 3116 をすると約1.3なので、697回を約1.3倍すると、785.5…となります。四捨五入したら786回です。
結論 112L !!
以上を掛け算すると
0.16 (L/杯) × 785.5… (杯) = 111.52 (L)
今までに飲んだコンビニコーヒーは、112Lとなりました!フェルミ推定の100Lと、非常に近い値となりましたね。
フェルミ推定では、実際よりも1杯の量を多く見積もっており、飲んだ杯数は少なく見積もっていたため、ちょうど打ち消しあうくらいになりました。
おわりに
このペースだと、生きている間に 1000L(約1トン)には届かなさそう。
余談
まずはカンで数字を答えるのが大事! という話について、最後に余談です。
なぜ大事か理由を一言で言うと、感覚を数字にできるだけ一致させるためです。
エンジニアの職業病かもしれませんが、計算して出てきた数字は妄信しません。感覚値とだいたい一致するか確認する癖がついています。これによって、初歩的なミスはかなり減らせます。
この部品にこういう加工をしたら、550g軽くなります。
・・・(3秒考えて)え? 本当に? 直径1cmくらい、深さ2cmくらいの穴をあけただけでしょ? ゼロ1個間違えてるんじゃない? どっかで計算式とか数字の入力とか、間違えてない?
これは分かりやすすぎる例ですが、チェックする癖がつくものです。
また僕はExcelで家計簿をつけて、毎月の支出をグラフで出すようにしています。目的の1つに これくらい贅沢をしたら支出はこれくらいだろう というように、直感と実際の数字を一致させることがあります。この感覚を鍛えることが、浪費の防止につながると思っています。
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「杯数」という単語は厳密には存在しないようですが、意味は分かると思うので許してください。 ↩︎