「ワクチンを接種してはいけない」みたいな目を引く系の記事について

 最近Facebookのタイムラインを見てると、「ワクチンを接種してはいけない」とか「牛乳は体に毒だから飲んではいけない」みたいな記事の多いこと多いこと。
 なるほどって思うようなものから、そんなわけねーだろって言いたくなるようなものまで様々ですが、このようないかにも人の目を引く記事とは、付き合い方をちゃんと考えないといけないなって思います。少なくともそこに書いてあることを妄信して「え!そうなの!?じゃあ、明日から牛乳飲むのやめなきゃ!」みたいなことはしたくない。

 クソ当たり前のことですが、そういった記事を読むときは「取捨選択は自分次第」ということを必ず頭に置くようにしています。


 そのように考えるのはいくつか理由があるのですが

①分かりやすく断言しちゃう人の言うことはあまり信じたくない

センター試験の国語のテクニックに「”すべて”や”絶対”のように断言している選択肢は、消去法で消しなさい」という教えがありますが、あれと同じで、「ワクチンを接種してはいけない」のように言い方をされると、僕は信じたくなくなります。

実際のところは「大まかに言うとワクチンは体によくないっていう傾向はあるけど、厳密に証明されたわけじゃないし、例外も山ほどあるし、体への影響が小さすぎてそれよりも先に寿命を迎えてしまうケースもたくさんあるし、それで助かってる人がたくさんいるのも事実だし、まだはっきりしたことは分かってないんですよ」というのが本当のところなのでしょうし、そう言ってくれればフムフムって聞くことができます。
それなのに、「ワクチンは体に悪いから飲んではいけない」とか「牛乳は体に悪い」とか「化粧品は使うな」のような言い方をされると、「こういう言い方をした方が分かりやすいんでしょ」と馬鹿にされたような気になります。それに、SEOのことも考えてるんだろうなとか穿った見方もしたくなるし、邪推かもしれないけど「本当に読者のことを考えてるんだろうか」みたいな疑いも持たずにいられません。少なくともそういうことの言う人はあまり信じず、距離をおいて参考程度に聞いておこうって思います。

②科学は完全ではない

「科学は絶対正しい」という前提で話している人が多いように思うのですが、実際はそうでもないと僕は思っています。

この間、卒業研究に関する記事にも書いたのですが、当たり前に見えることでも厳密に立証するのはめちゃくちゃ難しい(てかほぼ不可能)です。逆に言えば、研究にも必ずどこか不完全な部分があるということです。僕がそう感じるのは研究を始めた初心者だからというわけではなく、恐らく最先端の研究をされている科学者でも事情は同じでしょう。科学は完全ではないからこそ、日々進化し、新しいことが発見され続けているのだと思います。

だから自分は「ワクチンは体に良くない」のようなことを聞いても、批判的な姿勢を忘れたくありません。

もっと言えば、科学者のいうことが矛盾していることも珍しくありません。
論文を見比べればわかりますが、全く反対の結論を導き出している研究なんて山ほどあります。
「タバコは肺がんのリスクを高めるから体に良くない」という人もいれば「タバコは乳がんのリスクを減らす」ってデータもあるらしいですし。
ベジタリアン曰く「大豆には十分なたんぱく質が含まれているし、人間は肉を食べなくても生きていけることは科学者が証明している」。一方、とある医者曰く「糖質を控えてタンパク質や脂質を十分に摂るのがいい食事であり、野菜は無理に食べる必要はない」。

もうここまでくると「科学」って言葉もいい加減に聞こえてくるというか、もう科学自体に興味がなくなってきます(笑)

③人それぞれの判断基準がある

「牛乳は体に良くない」って情報を教えてくれるのはありがたいですが、だからといって「飲むな」と強制はされたくないです。牛乳を飲むことにメリットとデメリットがあり、逆に牛乳を飲まないことにもメリットとデメリットがあるのでしょう。一概に決められるわけがない。だから、どっちにするかは、それぞれの判断基準に従って決めればいいだけの話だと思います。

牛乳はおいしいし大好きなので僕は飲みます。

ちなみに、食べ物に関しては僕の判断基準は、おいしいかどうか、これだけ(笑)(一応「コストと時間の許す範囲で」という大前提はつきますが)
だから、コンビニ弁当やインスタント食品はおいしくないから基本的に食べません。「コンビニ弁当は添加物が…」という人がいますが、僕は添加物に関するの議論にはあまり興味がないです。添加物って影響が表れるのがだいぶ先のことだから、モチベーションが湧かないんですよね。
そんな知識を得るよりも、昨日書いたように「無農薬の食べ物はおいしいーー!!」ってことを実際に体験する方が、僕にとっては大きなモチベーションになります。

余談ですが、今までインフルエンザの予防接種を1回も受けたことがないのですが、巷で言われているような「予防接種は劇薬だ!」という話を信じているわけではなく、単純に「注射が痛いから」という赤ちゃんみたいな理由です(笑)

それと、僕は食器洗いをするときは合成洗剤ではなく石鹸を使っていますが、発がん性物質を怖がっているからではありません。合成洗剤だと手が荒れるから使いたくないだけです。だから、「合成洗剤と石鹸のどちらの方が環境には悪いか」という議論に参加するつもりはありません。

 冒頭の話に戻りますが、何を信じるかを最終的に決めるのは僕自身の責任です。僕たちの行動に関して、Facebook上で情報発信している医者や科学者の人たちは責任をとってくれません。自分のことは自分で決めるという当たり前のことを常に忘れないようにしたいと思います。

この記事は旧ブログ「ワーホリ中」からの転載です。

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