ジェネラリストを目指したい

 高校2年に上がる前の文理選択をしたとき。先生のこんな話が印象に残っています。

 理系の人は文系に進むべきで、文系の人は理系に進むべきだ。
 なぜなら、理系の人は理系教科はほっといてもいい点が取れるから、文系教科を集中的に勉強すべし。逆もしかり。

 「理系/文系の区分なんてクソだ」みたいな議論は置いておいて、この言葉を聞いたときに「なるほどな」って思いました。もし理系の人が文系のクラスに入って国語や社会を周りと同じくらいの点数が取れれば、数学や理科が得意なことが強みになり、他の学生との差別化につながる、という考えは納得でした。特に自分の場合は「数学や物理が得意だから、理系に進もう」くらいにしか考えていなかったので、この発想にはとても興味を惹かれました。

 結局高校では普通に理系に進んだのですが、この言葉に影響を受けたのか、大学に入ってからはあんまり工学部生がやらなくてもいいことに意識的に取り組んでいます。インドにボランティアしに行ったり、最近よく農作業をしてるのもその一部です。エンジニアになりたかったら、設計図を描く練習とか力学の勉強をしてるのが一番のはずなのですが、それだとなんだかつまらないエンジニアになってしまいそうで…。

 フォードのピント事件という有名な事件があって、恐らくどこの大学でも技術者倫理の授業で取り扱うと思うのですが、簡単に言うと「昔フォードが人命よりも利益を優先して追求したため、欠陥車両の事故による多数の被害者が出た」というものです(詳しいことはこのページによくまとまっています)。これは若干極端な例かもしれませんが、今も日本全国で毎日小さなピント事件は起こっているはず。自分が将来仕事の中でそういう場面に直面したときには、正しい判断ができるようになりたい。そのためには設計図が描けたり計算ができたりするだけではダメで、工学に関すること以外の広い視野が絶対に必要。だから、もっと根本的で基本的な人間としての価値観の土壌を耕さないといけない。でも、自分は思考が凝り固まりやすいから、できるだけ意識的に”いつもと違うこと”に重心を置いた方がいい。工学に関することならわざわざ独学で必死こいて勉強しなくても、半強制的に授業に出ないといけないから、イヤでも一日何時間も話を聞かされますからね。

 そんなわけで、一昨日はとあるメーカーの二次面接。「工学とは関係ないことでも幅広く色々な経験をしています!」ということをアピールしたのですが…

面接官「えっと、柴山くんがメーカーを志望してる理由は?」
自分「はい、先ほども申しあげたように、(志望理由を繰り返す)」
面接官「あ、そっか。でも話聞いてると、もっと他に向いてることがありそうだよね」
自分「 Σ(゚ー゚;)ギク! 」
面接官「営業とかは考えなかったの?」
自分「えっと、それは、あんまり考えてなくて、えっと、それは、やっぱり技術者になりたいって思いがあって、、、あの、その・・・」

下手こいた~ orz ジェネラリストvsスペシャリスト論もいいけど、やっぱり一番大事なのはバランスですね…!!(汗)

この記事は旧ブログ「ワーホリ中」からの転載です。

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