【断捨離】思い入れのあるコートでも思い出を書き綴れば、さすがに捨てる決心もつくだろう
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みなさんは捨てられない服、ありますか? 僕は山のようにあります。
その中の1つが、10年以上着続けたこのダッフルコート。かわいいデザインで気に入っています。
いろいろとガタが来ていて、そろそろ捨てなければいけない頃なのですが、まだ頑張れば着れないことはない。
でもそんなこと言っていたら、一生捨てられない。
今回はこのダッフルコートを思い残すことなく捨てられるよう、思い出を書き綴りたいと思います。
このダッフルコートを供養するための記事です。
購入
買ったのは、たしか 2013年くらい。渋谷の Bershka で購入しました。Bershka は現在日本ではオンライン販売のみで、店舗はありません。
渋谷のスペイン坂、今はコメ兵が入っている赤い建物で、当時は黄緑色の外観でした。
その頃 僕は千葉に住んでいまして、ライブを見るために渋谷へ行き、時間つぶしに店に入りました。エスカレーターを上がったところにこのコートがディスプレイされており、一目惚れしたのをよく覚えています。ライブの終了後、もう一度店に行って購入しました。確か1万円ちょっとだったはず。

ともに乗り越えてきた、幾度もの冬
ふかふかのダッフルコートで、冬の一番寒い時期はこれのおかげで乗り切ることができました。
2014~15年のオーストラリアでのワーキングホリデーに持って行きました。
いわゆるバックパッカーみたいなことをしながら、転々としながら色々なところに滞在しました。 空調なんて当然ないホステル、田舎で住み込みしていた農家で泊まらせてもらっていたトレーラー、そして一度冬にベンチでの野宿。このコートのおかげで、安心して寝ることができました。
2013~2016年は宮城県のボランティアに何回も行き、東北の寒さをしのぐことができました。
2016年からは愛知に引越し、自分の車でよく岐阜へドライブに行きました。寒い山の方へに行くときには、必ずこのコートを着ていました。
2019~20年、チェコでの4か月間のワーホリ。冬の間しか滞在しませんでしたので、これしか着ていませんでした。
この時期に合皮がポロポロとはがれてしまいましたが、全部はぎとってしまえば逆に気になりませんでした。

寿命と洋服直しの検討、そして決心
そして2025年。とうとうファスナーの持ち手が外れ、縫い付け部分は本体からちぎれそうにもなってきました。
バックルの縫い付け部分も、みすぼらしくなってしまいました。
洋服直しの店で相談したところ、直すことは可能だけど料金が結構かかると見積もりをいただきました。
無理して着続けることはできなくはないけど、そんなこと言い始めたら一生服を捨てられなくなる。
いよいよ、このダッフルコートとはお別れです。
最近はダッフルコートを売っているのを全く見ません。ダウンが流行っているからでしょう。もう何年かすれば、またダッフルコートが買えるようになると思います。
でもそのときには、このダッフルコートと心の中で比べながら「なんか違うなー」と思うかもしれません。まあ、それはそのときに考えます。