本当に知りたいことは、ウィキペディアよりも意外とアンサイクロペディアに書いてあるかも

 今回は「ウィキペディアには表面的な情報しかなくて、案外アンサイクロペディアの方が知りたい情報が載ってるかも」という話です。

 アンサイクロペディアというのはウィキペディアのパロディでして、嘘や誇張が面白おかしく書かれているのですが、説明するより見てもらった方が早いと思います。適当に選んだ大学入試センター試験のページを引用するのでご覧ください。

大学入試センター試験(だいがくにゅうしセンターしけん)とは、日本において販売される数字選択式全国自治宝くじ。

実施要項

大学入試センター試験はマークシート投票方式を採用している。機械読み取り式のシートに各々の予想を書き込んで提出するこの方式は日本では認知度の高いもので、同国で実施される主なマークシート投票方式によるくじとしては、以下のものがある。

他の数字選択式全国自治宝くじ(ナンバーズ、ミニロト、ロト6)
競馬
競輪
競艇
スポーツ振興くじ(toto系統)

~中略~

当せん

当せん番号の発表は他の宝くじと同様各社の新聞紙面にて行われる他、販売元へ当せん結果通知書を請求することもできる。しかし後者は送付されるのが記入の約3ヶ月後となったり、800円も支払って著しく省略された一通の書面であるなど不満も多い。取り消しすることも可能だが、販売元は800円の返還に応じておらず「不当利得だ」と非難されている。

~後略~

http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E8%A9%A6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%A9%A6%E9%A8%93



 ご覧のとおり、結構面白いです。センター試験が宝くじや競馬と並んでいるのを見て、僕は爆笑しました。

 さて、僕がアンサイクロペディアの方が使えると思ったきっかけに話を戻します。
 僕は4月から岐阜に引っ越しをするのですが、岐阜のことは引っ越ししてからだんだんと知っていけばいいと思っていました。でも、いろんな人とおしゃべりしてると、
「柴山君、来年から就職はどこに行くの?」
「岐阜に行きます」
「へぇ、岐阜ねー。岐阜と言えばさ、下呂温泉に旅行で行ったことがあってさ」
と、図らずも岐阜トークに突入してしまったり、
「岐阜と言えば、俺の従兄弟の夫婦が大垣市ってとこに住んでるんだけど、ひつまぶしがおいしいからおいでって誘われてるんだよ」
などと話を広げてもらうことが多いです。それはありがたいのですが、僕は岐阜のことを全っ然知らないので
「あっ、えっと…、そ…う…なんですか…」
と、うろたえてしまいます。なんでみんなそんなに岐阜と接点があるんですか?(笑)
 岐阜のことを知らないなら知らないなりにその場で教えてもらえばいいのですが、全く地名などを知らないと大変です。「大垣市ってどこら辺にあるんですか?」「ああ、岐阜県がこういう形だとしたらこの辺だよ」と教えてもらったとしても、話が一周してから大垣市の話題に再び戻った時にはもう忘れてます(お酒が入ってたらなおさら)。そうなると前後の話が合わなくなってくるので、頭の中がごちゃごちゃしてしまいます。2回も同じこと質問するのはアレなので、口では「うんうん」とか「へーそうなんですね」とか言うのですが、頭の中は話についていけていません。
 しかも
「その従兄弟のお母さん、まぁ俺から見たらおばさんなんだけど、その人は関市に住んでてさ、長良川の近くなんだけど。そのおばさんの友達が大垣市にいて、その従兄弟が仲良いんだって、、、」
となったらもうダメ。誰が何市にいるのかもう覚えられない。聞きなれない地名だとどうしても頭に入りにくいです。それに大垣市と関市がどれくらい離れているか知らないけど、それによってニュアンスが変わってくるだろうから、多分その人の言いたいことは伝わってきてない。あと、大垣市や関市がどれくらい都会なのか(田舎なのか)によっても変わってくる。従兄弟夫婦は田舎から都会の方へ出て行ったのか、あるいは逆なのか、とか。
 まあこんなこと知らなくても話の大筋は分かるのですが、やっぱりこれではもったいないなーと思います。

 そういう経緯で色々岐阜のことを調べていたのですが、なかなかいい情報が見つかりませんでした。
 人口何百万人とか、名物の食べ物は何かとか、そういう無味乾燥な情報はそれほど求めていません。最低限だけあれば十分です。僕はそういった無味乾燥な情報に、色をつけてくれる情報を探しているのです。つまり「○○市は人口×万人で、△△市は人口☆万人」という情報が、住んでる人から見てどういう意味を持つのか、ということです。例えば僕の地元の静岡県の場合、まず静岡市vs浜松市という構図があるわけです。どちらかというと静岡市は東京寄りで、浜松市は名古屋寄りなので、お互い「相手に用はない」的な意地の張り合いがあって、大井川がその境目みたくなってるわけですね。そして、県庁所在地は静岡市だけど、浜松市の方が人口は多いということでいがみ合いになって、しょーもない冷戦みたいな、不毛な戦いを繰り広げているわけです(まぁ近親憎悪ですな(笑))。それを横目で傍観しながら温泉でくつろぐ静岡県東部&伊豆、みたいな構図があるわけですねー。そして、それらを全て串刺しにする東名高速道路がある(横断約2時間、長い)。これもあくまで一つの解釈ですが、静岡県が塗り絵になっているなら、僕はこういう色をつけるでしょう。そして、こういったことは住んでる人にしかなかなか分からないと思います。僕はこういう情報の岐阜県版を探していたのですが、なかなか見つからない。
 そこで、アンサイクロペディアの登場です。アンサイクロペディアの県・市町村の説明と言うのは、「○○市の人は××市にこういう意識を持っている」といったような内部事情的なものを、誇張したり拡大解釈したりして笑いを取っているものが多いです。スタンダップコメディでもよく、国民性をネタにしたジョークがありますよね。「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」とか。こういうネタは面白くて笑えるし、その面白い誇張分を差し引いて考えれば結構勉強になって、一石二鳥だと思います。

 せっかくなので、アンサイクロペディアの岐阜県の項目を見てみましょう。

地理

(前略)ちなみに岐阜県内は都市の人口や発展度合いを問わず名古屋までどれだけ早くいけるかでその地域の価値が決まっている。岐阜県内で良い場所と言う場合は必ず「名古屋まで○分」という情報をつけなければいけない。

西濃

中心地は岐阜市で、戦国時代にマムシ退治を行った織田信長によって栄えた都市であるが、現在は見る影も無い。
平和堂の地盤であり、太平洋にも琵琶湖にも日本海にも1時間程度で行ける為、「名古屋のおまけ」「彦根のおまけ」「敦賀のおまけ」の地域である。長浜に黒壁スクエアが開業した時には、若狭地方民の次に駆け付けた。

木曽

中心地は中津川で、長野県の解体・再編にも賛同している。南木曽以北は、鎌倉時代に美濃国から強引に分離されたが、近年になって悲願の復帰を果たした。
やはり休日になるとみんな名古屋へ(ry

飛騨

ほぼ全土が山地で腐海に包まれており、文明化の進んだ都市から遠く離れているため、明治から現在にいたって戦乱状態が続いていた。しかし近年平成の大合併によって統一が進み、現在は清見氏や上宝氏を滅ぼした高山市と、神岡氏や古川氏の連合によって登場した飛騨市、そして温泉の産地下呂市の三分割統治の状況となった。
休日になると名古屋ではなく富山へ出かけていく住民が多い。そのため、全国で最も見かけない飛騨ナンバー車を富山じゃ当たり前のように見かける。

https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%B2%90%E9%98%9C%E7%9C%8C

まぁ、どこまで本当でどこまで冗談か分からないけど、「火のない所に煙は立たぬ」というように、ある程度は当たっているのでしょう。一般的な情報ばかりでは”内側”の部分が分からないので、たまにはこういう情報も仕入れてみると面白いかもしれませんね。意外と核心を突いたことが分かるかも。とはいえこういうのばっかり読むのは、それはそれで偏りそうですけどね。

この記事は旧ブログ「ワーホリ中」からの転載です。

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