車移動 1時間32分 + 休憩 5分
渡合温泉は、国道257号線(国道について詳しくはこちら)からおよそ10km入ったところにあります。山道のため、うねるような1車線の道が続き、途中から未舗装の砂利道に変わります。有名な不動滝(この後に行きました)とは正反対に、人のまったくない、しかし絶景の滝を通り過ぎます。滝が水を叩く音を聞きながらハンドルを切り、なんとか片手でコンビニのコーヒーを飲みながら、道を進みます。
大きな神社の参道を思い起こすような、神々しい杉の木が並びます。ここに携帯の電波は入りません。まさに秘境です。
12:07 - 13:15 渡合温泉
渡合温泉というのは省略した呼び方で、「ランプの宿 付知峡 渡合温泉旅館」というのが正式名称です。今となっては自家発電をしていますが、それでも夜22時以降は電気が消され、ランプのみが建物を照らす明かりになるそうです。
入口を入ってまず驚くのは、年季の入った建物もさることながら、天井を埋め尽くすランプの数々です。いくら電気が来ていない場所とはいえ、これだけの数のランプが必要とは思えません。おそらく店主のコレクションではないかと予想できます(その予想は、壁にフィルムカメラがずらりと並んでいるのを見て、確信に変わりました)。ランプを1つ1つよく見てみると、有名な「Coleman」のものがありますが、今とはロゴが異なるため、なかなかのビンテージ品であることが想像できます。ランプだけでなく、アナログレコード、ラジカセなども揃っています。
温泉は2~3人が入れるサイズ。浴槽はヒノキではなく、コウヤマキ(高野槇)と呼ばれる木でできています。浴槽のすぐ前の大きな窓は開け放たれ、山が遠くの方まで見渡せます。すぐそばには川が流れ(付知川)、小さな滝のようになっているのか、水が段差を下る音が聞こえます。絵に描いたような秘湯でした。また来たいです。
温泉から出た後、宿の方に周辺の山の様子などを少し聞いてから、帰りました。入口のすぐそばに水が湧いており、水筒にいただいていきました。