南三陸プチ移住② ワカメの仕事の内容について
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前回の続き。

ワカメの仕事の内容について
ワカメって、どんな形を知っているかご存知ですか?
「みそ汁に入っている葉っぱみたいなやつが、海底でゆらゆら揺れてるんでしょ」というのは、不正解です。
これがワカメの全貌だ!

でかっ!
模式図で簡単に表しますと、こんな感じです。

(こんな下手クソな絵をネット上に公開してしまって大丈夫か…?)
さきほどの写真は、このワカメがズラーっと並んだもの。
さらに部分ごとに分けると、こんな感じです。

根っこの部分にはメカブがついています。小さいパックに入ったメカブしか見たことがない人も多いと思いますが、あれは刻んだものです。
それより上の部分は、「茎」と「葉」に分けられます。みそ汁などでよく見るのは「葉」の部分。一方、茎の部分は「茎ワカメ」としてコンビニなどでおつまみとして売られています。
それでは、大雑把にワカメの全体像が見えたところで、ワカメが港にあがってから商品として売られるまでにはどんな行程があるのか見てみましょう。
漁師さんは、おおよそ朝の3時(時期による)からワカメを取りに行きます。秋の時点で既に種付して養殖を始めており、3月~4月には大きく育っています。
ワカメを取って港に返ってくるのがおよそ朝6時。

あがったら地面に並べ、メカブがついている先っぽの部分だけ切り離していきます。


次は「メカブ削ぎ」と呼ばれる作業。メカブを茎の部分と切り離していきます。



メカブ削ぎと同時進行で、ワカメの上の部分を「ゆでる」作業に入ります。 ゆでると色が変わって、皆さんの見慣れた緑色になります。


冷ましたあとは港ではなく、家の中での作業になります。
まずは「塩蔵」。塩漬けです。

塩蔵することで、わかめは半年以上持つようになります(冷凍した場合)。
塩蔵は8時間以上置かないといけませんので、これ以降は次の日の作業となります
塩蔵が終わったら茎と葉を切り離す作業に入りますが、このままではわかめが絡まってしまっているので、まずはそれをほどきます。

ワカメを同じ向きに並べたら、茎を葉から切り離します。

これで一通り終わり! これまでの途中や、この後にも細かい作業はありますが、だいたいこんな流れですね。
えっと、特にまとめみたいなものはないんですけど。。。
強いて言うなら、「最近の小学生は魚を見たことが無く、魚の切り身が海を泳いでると思っている」などと言って笑ってますけど、僕だってワカメの全体像なんか全然知らなかったので、そういう小学生のことは笑えないなーって思いました。
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