3選には入らなかったけど、ぜひ紹介したい本たち

昭和初期のカット絵集『カットブック』(国立国会図書館)を加工して作成

前回の記事では、本を3つに絞って紹介しました。

今回はベスト3には入らなかったけど、割愛するには惜しい本たちを、簡単に紹介していきます。

英語の構文150

英語の構文150―UPGRADED 99 Lessons
英語の構文150―UPGRADED 99 Lessons

まずは英語関連を3冊紹介します

理屈抜きで覚えるべき重要表現を、150個の文例とともに紹介したのがこの本。

高校のときに授業で使い、150文すべて暗記させられました。それが結果として、スピーキング、リスニングなどの高速化に大いに役立っています。

たとえば、「私がすべきことは~だ」は「All I have to do is ~.」

「~と言われている」は「It is said that ~.」

「~するには十分なほど○○だ」は「形容詞 + enough to do ~」

これらは、今でも脊髄反射レベルで出てきます。

理屈なんていいから、とにかく覚えろ!!」と言いたくなる基礎の内容です。

ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100

改訂新版 ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
テレビドラマでもお馴染み「ドラゴン桜」英語教師のモデルで、東大合格者がもっとも信頼を寄せる超人気英語講師のベストセラー参考書、16年ぶりの改訂。 英語合格力は、この100文で鍛える!!

大学受験で使った、英作文の参考書。

しかし、スピーキングでめちゃくちゃ生きる。

この本の画期的なところは、日本語→英語 の順ではなく、日本語 → 簡単な日本語 → 英語 という順番で翻訳していくところ。

つまり、与えられた日本語をそのまま英語に置き換えるのではなく、意味はそのままで、英語にできそうな日本語に変換する作業を最初に行います。

例えば「大学の優劣は~に左右される」という文章。「優劣」なんて英単語、普通は知りません。しかし「大学がいいか悪いかは~に左右される」なら、「Whether or not」を使って英語にできそうですよね。

単語耳シリーズ

改訂版 単語耳 レベル1 基礎英単語1000の音を脳に焼き付けて「完全な英語耳」へ
高速な英会話を聞き取るための特効薬「英語耳」メソッドで英単語をマスター 英語の発音・リスニング分野のベストセラー『英語耳』(えいごみみ)の姉妹作にして、そのメソッドをより詳しく語った決定版とも言える『単語耳(たんごみみ)』が2007年4月に発売されてから14年以上が経ちました。この14年の年輪を重ねてきた『単語耳』シリ...

この本の良いところは、英語の発音記号が分かるようになるところ。

それも、読み方だけでなく、細かい口や舌の動かし方までみっちり説明しています。

発音記号が分かると、スピーキングがうまくなると思うかもしれませんが、どちらかというとリスニングに役立ちます。

この本のメインは、単語の語源です。単語の成り立ちを知ると、スペルの中に意味のヒントがあると分かるので覚えやすくなります。

英語シリーズはここまで。

村上春樹『海辺のカフカ』

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さ...

3選では村上春樹の『アンダーグラウンド』を挙げましたが、長編小説の中では『海辺のカフカ』が一番好きです。繰り返し読みました。

僕が解説するのもおこがましい名作ですが、個人的に一番気に入っているポイントは、主人公が高知にいくところです。

村上作品では、中国の回想話が出てきたり(ねじまき鳥)、主人公がフィンランドに行ったり(多崎つくる)と、遠くへ行くことが話の肝になることが多いです。だいたいは海外なのですが、この作品では高知なのです。このチョイスが絶妙でいい。国内だけど、微妙に遠く、海を渡る必要があり、あまり詳しくは知る機会はないところ。

高知に旅行に行ったとき、ああここが海辺のカフカの舞台か、と感慨深かったです。

米澤穂信『秋季限定栗きんとん事件』

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り...

米澤穂信さんの作品は、全部面白いです。文章もめちゃくちゃ読みやすい。僕の読書好きのきっかけは、米澤穂信さんといっても過言ではありません。

ジャンルとしてはミステリーですが、基本的に殺人は起こらないのが米澤作品の特徴です。しかし、謎があるから続きが気になり、最後はそれが解決してすっきりして終わる。最高の娯楽作品です。

その中でも、小市民シリーズは特に好きです。小市民シリーズの最新は、この秋季限定です。冬季限定の発売が楽しみ。

島本理生『一千一秒の日々』

これは別記事で書いたので、リンクを貼っておきます。

パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)
羊使いのサンチャゴは、彼を待つ宝が隠されているという夢を信じ、アフリカの砂&...

時を超える名作。

どこがいいのか説明するのが難しいですが、シンプルに「いい物語は人をいい方向に導く」という感じ。

妹尾河童『河童が覗いたインド』

河童が覗いたインド (新潮文庫)
河童が覗いたインド (新潮文庫)

旅行記。インドに行く前に読みました。

面白いことも面白くないことも、淡々と描かれるのがリアルで良い。

あと、とにかく絵がすごい。文章も、全部手書き。

しかし、情報としては古い。僕はインドはコルカタしか行きませんでしたが、町中に馬はもう歩いていませんでした。

傾聴術:ひとりで磨ける“聴く”技術

傾聴術:ひとりで磨ける“聴く"技術
臨床心理士やカウンセラーのみならず、教師、医療・福祉関係者、ボランティアなど、悩み苦しむ人を支える専門家に必要な技術である傾聴。本書は、傾聴の基礎にある来談者中心療法の真髄を、9つの実際的な場面設定の練習問題で分かりやすく解説。面接者の応答は話し手にどう伝わるか、どの応答なら話し手は本音を語ることができるのか、また、傾...

心理を目指すきっかけになった本の1つです。

来談者の言葉に対して、なんと答えるべきかを具体例とともに解説しています。

解説の文章がとてもわかりやすく、丁寧です。この本に書かれているレベルで来談者の発言の背景を汲み取って言語化できることが、カウンセラーになるための条件だと、僕の中で基準の1つになっています。

【決定版】駒落ち定跡

【決定版】駒落ち定跡
羽生善治推薦! 駒落ち定跡の完全ガイド!! 本書は定跡伝道師の異名を持つ所司和晴七段が、八枚落ちから香落ちまでの駒落ち定跡を記した本です。手順を述べるにとどまらず、下手の狙いや感覚などについても丁寧に解説しています。基本的な定跡については、なるべく終盤の勝ち切るところまでを解説してあります。また上手の奥の手とそれを打ち...

将棋を勉強したことある人なら、表紙くらいは見たことがあるであろう、超定番の定跡書。

リンクは改訂版ですが、改定前の赤い表紙の方が有名かも。

かつて将棋教室で、まずはこの本のとおりに指して、勝てるようになることの楽しさを教わりました。

また思いついたら、追加するかも。

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