スイッチ総研 × 下北沢演劇祭 「あなたの知らない本多劇場」を見に行ってきました

お出かけ

「スイッチ」を押すと「何か」が起こる!3秒~30秒の小さな演劇!

 六本木の街中に仕掛けられた様々なスイッチ。「スイッチ」と言っても、ポチッと押すようなボタンではありません。例えばメガネ屋の前にサングラスと「このサングラスをかけてください」と書かれた紙が。指示通りにサングラスをかけるとスイッチON! 店内から2人組の女性客が出てきて、「うわ~カワイイ~」「すごく似合ってる~」とこっちを見ながら通り過ぎていく・・・というだけの劇(笑)

 NONFIXというドキュメンタリーでこれを見た瞬間にハマってしまいました。劇団の名前は『スイッチ総研』(公式HP)。それから約半年間「見に行きたいなあ」と思い続けていたのですが、ついにこのときが!

 

演劇の街、下北沢の本多劇場! なんと、舞台裏も含めて劇場内を一周廻りながら、計16個のスイッチを押すという30分の特別ツアーです! 楽屋、調光室、舞台袖、社長室などを巡りながら、ときには関係者、ときには観客、ときには出演者の気分になってスイッチを押し続けました。

 僕が一番好きだったのは、ビル屋上のスイッチ。そこには台本と「赤線の部分を声に出して読んでください」と書かれた紙。赤線の部分には「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」と台詞が書いてあります。

 僕「おおロミオ、どうしてあなたはロミ・・・」「あなたはロミオなの?」

 横から声がしたので振り向くと、いかにも演出家っぽい風貌の男の人がこっちを見て立っています(いつの間に!)。
「ちゃんと声でてるじゃない。それなら本番大丈夫だから。自信持って。君ならできるよ」
あ、、ありがとうございます、、、
「じゃ、俺はもう一本タバコ吸ってから行くから、先に下で準備してて」
そして、颯爽と去っていく・・・という劇(笑)

 これは要するに、僕が役者で、屋上で台詞の練習をしていたら、ちゃんと頑張ってる姿を隠れて見てくれていた演出家に励まされるっていう、中二病みたいな展開…じゃなくて、青春マンガみたいな展開ってことですね(笑)。こういうのって演劇の世界では「あるある」なんですか? でも、「俺はもう一本タバコ吸ってから行くから」っていうのは、妙にリアルで面白かったです。

画像引用元:http://switch-souken.tumblr.com/

 こんな感じで、演劇界では本当にあることなのかはともかく、” いかにもありそうな ” 世界に入り込んだ気分になることができました。行く前にはそれぞれ単発のスイッチをたくさん押すのかと思っていたら、前のスイッチのストーリーが後になってつながってきたりもして、期待以上でした! 30分間笑いっぱなしで、これで2500円は本当に安いと思います。やっぱり役者さんの演技を生で見るのって、迫力ありますね。

 また、スイッチのことは抜きにしても、本多劇場の舞台裏が見れたのも貴重な経験でした。裏の舞台装置も見れたし、ステージの上に立って照明を浴びることもできたし、調光室のライトもすぐそこで見れた。しかもそれを使った演劇が目の前で繰り広げられる。バックステージを開放するのは本多劇場にとっても初めてのことだそうで、一生の思い出に残ると思います。

 いいところばっかり挙げすぎたかなあ。でも、本当に文句ひとつないくらいの出来栄えだったんです。順路を示す矢印もわかりやすかったですし…。
 無理矢理に悪かったところを捻りだすなら、1人テレビでよく見る役者さんがいて、その人が出てきた瞬間に「あっ!あの人だ!」って嬉しくなってしまい、そっちに気を取られて劇の内容が頭に入ってこなかったことかなあ(笑)。まあ、これは僕の責任ですので、つまり全部楽しかったってことです(笑)

 というわけで、本当にオススメ! もしこれを読んでいる人がいたら、是非次の公演を見に行ってください! 僕もまた行きますから!

(終わったからネタバレしてもいいと思ったのですが、もしダメだったら、関係者の方が見てたら連絡ください。すぐに消します)

この記事は旧ブログ「ワーホリ中」からの転載です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました