英語学習におすすめのBehind The News リスニング+リーディング+ボキャ+時事がこれ1つ!

更新: 2023-05-20  投稿:
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英語の学習で僕が長年愛用しているサイト『Behind The News』(以下BTN)を紹介します!

これを使えば、リスニング力やリーディング力だけでなく、ボキャブラリーも身につき、さらに時事に関しても理解が深まるという、オールインワンの素晴らしいサイトです。

Behind the News

BTN ってどんなサイト?

オーストラリアの公共放送であるABC放送が制作している、小学校高学年~高校生向けの情報番組です。ネット上で公開されているので、オーストラリアの外からでも見ることができます。

1つのテーマについて、3~5分の動画にまとめられています。

Behind The News という名前の通り、最新のニュースを届ける番組というよりは、 今話題のニュースについて「なぜこういうことが起こっているのか」という背景を説明することに焦点を当てています。

映画の「メイキング」のことを英語では「Behind The Scenes」ということがあり、それにひっかけたタイトルではないかと思います。

オーストラリアの放送局が制作なので、オーストラリアに関する話題もありますが、今の世界の動向に合わせた内容のほうが多いです。

例えばこんな内容 最近のロシアーウクライナに関する内容では、例えばこのような動画があります。

例えばこんな内容

最近のロシアーウクライナに関する内容では、例えばこのような動画があります。

NATO History - Behind The News

そもそもロシアが戦争を始めたのは、何に対して不満を持っているからなのか、という説明した回です。

これを紐解くために、まずNATOの歴史について知り、さらにNATOが設立された当時の世界情勢を把握する、という順番で進んでいきます。

BTN の優れているところ

BTNのどんなところが、英語の学習にいいと思うのかを説明します。

ネイティブよりはゆっくりめのスピードと聞き取りやすさ

台本はレポーターが読んでおり、比較的聞き取りやすいです。ネイティブスピードよりは少しゆっくりめで、滑舌もよく、大事なポイントは強調して分かりやすく読んでくれます。

さすがに高校英語のリスニングに比べると大変ですが、大学生であればチャレンジしがいのあるレベルだと思います。

僕の場合は平均すると、1回目で50~60%くらい理解できて、何回も繰り返して聞くと70~80%くらい理解できます(内容によってはもっと少ないときもある)。

ちなみに5~6人のアナウンサーが持ち回りでやっているようで、それぞれの人柄などを取り入れた構成になっています。そのため見ているうちに、段々と「推しアナウンサー」ができてきます(後述)。

ときどき一般の人にインタビューすることがあるのですが、これを聞き取るのはレポーターに比べるとかなり難しいです。でも本当は、これを理解できるようにならないといけないので、モチベーションにもつながります。

スクリプト(台本)あり。リスニングとボキャブラリーの確認ができる

これがBTNで最も使いやすいところだと思うのですが、全文スクリプト(台本)が用意されていることです。

スクリプトを使って、リスニングの答え合わせができるわけです。

僕の使い方としては、聞き取れなかったところは5秒巻き戻しで何回もトライ → スクリプトを見て答え合わせ というやり方で使っています。

スクリプトがあれば知らない単語のスペルもわかるので、すぐに検索できます。

特に時事の話題や専門的な内容については、普段使わない単語がでてくることもあるので、検索しやすいのは助かります。

事前知識なしでも理解できる丁寧な説明

対象は、小学校高学年~高校生(英語では upper primary and secondary students)なので、基本的にそれほど難しい単語はでてきません。背景を説明する番組でもあるので、事前の知識なしでも理解できるようになっており、難しい単語はその場で説明が入ります。

例えば、ロシアのウクライナ侵略が始まってしばらくしてからアップされたこちらの回。

各国の大統領・総理大臣が口をそろえて言う「sanction」って何?ということから説明しています。ちなみに sanction は、日本語の(経済)制裁 のことです。

Russia Sanctions - Behind The News

まとめ

このように、英語のレベル、内容、ともに難解にならないよう配慮はされているものの、決して簡単すぎないという難易度設計が絶妙です。

英語のレベルや求める内容にもよりますが、英語学習でおすすめとしてよく登場する CNN や BBC よりも、個人的にはこっちの方が面白いと思います。

ここから余談。推しレポーター Jack Evans さんについて

ここからは余談で、前述の推しレポーター Jack Evans さん について書きます。

BTNの動画をいくつか見た方は分かると思いますが、冒頭や途中に芝居がはさまれるパターンがあります。この芝居のおかげで、3~5分の動画が説明だけの一辺倒にならずにメリハリがつけられ、さらに起承転結も見えやすくなります。

この芝居パートで Jack Evans さんが登場するときは、吉本新喜劇のようなコテコテなお笑いになります。

おそらくネイティブの人が見ると、顔を赤らめたくなるようなベタベタな演技だと思うのですが、非ネイティブからすると、これくらいの方が見ていて分かりやすいです。

以下に Jack Evans さんが登場する回を3つほど挙げておきます。

↓ 歴史の話では、変な服装をするパターンが多い。

Olympic Games History - Behind The News

↓ こういうオーマイガーな演技は好んでそう

Peanut Allergy Treatment - Behind The News

↓ ついに、ボケとツッコミを1人でこなす

James Webb Telescope - Behind The News

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