社会人経験で身につけた効率術を大学講義に応用するとこうなる

更新: 2023-05-20  投稿:
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イラスト:いらすとや

自分は大学卒業後に社会人経験をしてから、今はもう一度別の専門を学ぶために大学に在籍中です。

社会人のときには大量に入ってくる情報を処理するため、仕事効率術を身につける必要がありました。

その効率術のおかげで2回目の大学では、配布資料や自分のノートなどを、後から見返しやすい形でスムーズに整理することができています。

今回は主に大学生が参考にすることを想定して、誰でもマネしやすい具体的な形で「私はこうやって情報を整理しています」というのを紹介しようと思います。

1. 全体論

まず、全体の方針はこうです。

管理方法を、授業ごとに「デジタル」または「紙」のどちらかで統一する。

このようにしている理由は、復習をしやすくするため です。

勉強をする際には、復習がとても大事です。一度聞いただけでは覚えられません。

しかし僕を初めとして、人間は怠惰な生き物です。楽をしようと思えば、いくらでも手を抜いてしまうもの。本心では、復習なんてしたくない。

復習しない

このように授業の資料が分散していると、それだけで復習をさぼる理由になってしまうのです。

そこで、さぼる言い訳を作らないためにも「ここだけ見れば復習をすぐに始められる」という状態を作る必要があります。

デジタルと紙に分散せず、統一する。さらに、授業回ごとに資料はできるだけ一箇所にまとめます。復習の敷居を低くするためです。

2. アナログ編 → 紙

次のような授業は、資料を全て紙に統一します。

  1. パワポを使わず、先生が板書をする授業

  2. パワポが紙のみで渡され、データがもらえない授業

そしていずれの場合も、A4 30穴のファイルにすべてまとめます。

注意点としては、配布資料はクリアファイルに、メモは紙でファイルに閉じる、というように分散させないことです。

徹底的に、資料は1箇所にまとめてください。

具体的に説明します。

(1) パワポを使わず、先生が板書だけをする授業

これは簡単で、A4 30穴 のルーズリーフに全てを書き込みます。それをA4 30穴ファイルに閉じるだけ。

たまに紙で資料が配られるかもしれませんが、クリアファイルに入れてはいけません。

↓ これを使えば、印刷済みのコピー用紙に 30穴 を開けることができます。

こうすることで、自分の手書きの紙も、配布資料も、すべて一箇所にまとめることができます。

復習をするときには、A4 ファイルを開くだけ。その授業の資料と自分のメモは、同じ場所にあるので、これを読むだけです。

(2) パワポが紙のみで渡され、データがもらえない授業

パワポを印刷したものが紙で配布される場合は、まず授業中のメモをこの紙に書き込んでいきます。

そして、(1) と同じように30穴を開けてA4 ファイルに綴じ込みます。

3. デジタル編 → タブレット

次のような授業は、資料をすべてデジタルに統一します。

 ・ 配布資料がデータ(PDFなど)で配布される。

そしてタブレットを用意し、メモはすべてPDFファイルに直接タッチペンで書き込みます。

復習は、すべてメモ入りのPDFを見るだけで完結します。

僕が使っているのは Noteshelf というアプリです。他にも GoodNote という類似のアプリもあるので、好みで選べばいいです。

タブレットを用意するのはお金がかかりますが、データの配布資料を紙でわざわざ印刷するのは煩わしく、紙がかさばるのも面倒です。僕は比較的安価でタッチペンのついているタブレットを購入しました。

最初のうちは紙が実物が手元にないが不安かもしれませんが、デジタルに慣れると紙という存在が鬱陶しくなります。

社会人のときにも、資料はすべてデータでやり取りしていました。紙を印刷すると上司に「なんでや!」と言われます。紙である必然性がない限りは、すべてデジタルなのです。

まとめ

授業の資料と自分のメモを、すべて一箇所にまとめる方法を紹介しました。

情報整理のコツは、あとで見返したときに、何がどこにあるか分かるようにすることです。

何も考えなくても、ファイルを開けば(またはメモアプリを開けば)そこにすべての情報が固まっているようにしましょう。

他にも、僕が大学の授業で使っている情報整理術があるので、次回以降にも紹介したいと思います。

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