【映画】本筋とは関係ないのにめっちゃ覚えてるシーン
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物語の本筋とは全然関係ないけど、なんだか強烈に記憶に残ってる映画のシーンってありますよね。
そういったちょっとした行動やセリフって、特に小さい頃はマネしたくなるものです。
僕の中で、めっちゃ覚えてる些細なシーンを書きます。
ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~
ファンクの帝王 ジェームス・ブラウンの半生を描いた映画。
音楽的には素晴らしい人なんだけど、性格はかなり問題ありだったようで、バックミュージシャンに対してはミスをしたら罰金を課していたなど、なかなかなダメ人間だったらしい。JBの偉大さだけではなくて、そのダメっぷりも描いている映画です。ちょっと『アマデウス』っぽいですね。
そんなバックミュージシャンが反旗を翻し、JBに不満を告げるシーンがあります。
それに対してJBは「分かった。言ってくれてありがとう。不満は伝えにくいものだ」と落ち着いた返事をします。
ここまでは良かったものの、その後のJBの対応が悪すぎて、結局ミュージシャンたちはみんな出て言ってしまうわけですが、「言いにくいことを言ってくれてありがとう」と感謝を伝えるっていうのは、素晴らしいことだと思いました。
良くない表現ですが、ダメ人間でもそんなことを言えるってことは、つまりは性格以前のところから出てきた言葉っていうわけで、「言いにくいことを言ってくれたのには感謝をするのが当たり前」っていう文化なのだろうと感じました。こういうのはマネしていきたいです。
デスノート(前編)
映画版デスノートの前編。
FBI捜査官のレイがキラによって殺されたあと、その恋人である南空ナオミが夜神月に個人的に接触してくるシーン。
南空ナオミがやたら挑発的な発言をするので、夜神月は「あなたを訴える可能性があるから、あなたの言うことをメモさせてもらう」と言って、メモを書くふりをしながら、デスノートの切れ端に名前を書きます(しかし名刺は偽名)。
当時中学生だった自分は「そんなメモって、裁判の証拠に使えるの?」と疑問に思ったことを、今でも強烈に覚えています。設定上夜神月は大学の法学部生という設定なので、本当なのかもしれない。でもメモなんていくらでも偽物を作れるわけで、裁判で信頼してもらえるの?という疑問もかなり有力です。
その頃、テレビのニュース「子育て日記が裁判で使える」といったことを聞きました。「へぇ、裁判のためにメモするっていうのは、全然ありえない話ではないんだな」と腑に落ちました。
今でも、ニュースなどで日記を裁判の証拠に使う、という話を聞くと、デスノートのこのシーンが頭に浮かびます。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
ジュラシック・パークの続編。
崖から落ちそうな人がロープや車になんとかつかまってぶら下がっていて、それを助けようとしているシーン。
「必要なものは?」と聞くと、ぶら下がっている人たちが「ロープ」の他に「あとダブルチーズバーガー」というジョークで返すシーンがあります。
当時自分は小学生だったので、落ちたら死ぬような命がかかった大事な場面で、なんでチーズバーガーを食べたいなんてことを言うのか、全く理解できなかったです。
今だったら「ああ、お得意のアメリカンジョークか。やってるなー」って受け流すんですけどね。