【職業病】指差し確認を日常に取り入れる

更新: 2023-10-08  投稿:
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イラスト引用:いらすとや

指差し確認というと、電車の駅員さんのイメージが強いでしょう。

しかしみなさんの日常生活にも、指差し確認を取り入れることをおすすめしたいです。

実際自分は、ほぼ毎日のように指差し確認をしています。

これは以前の機械メーカー勤務の習慣が残っているわけですが、指差し確認の効果が絶大であることを知っているので、あえて続けているのが大きいです。

指差し確認の絶大な効果

初めに、非常に有名なデータを紹介します。

おそらく機械メーカーに勤務したことのある方は、一度は見たことがあるでしょう。

指差し確認でどれだけミスが減るか? を示したデータになります。

指差呼称のエラー防止効果 グラフ
鉄道総合技術研究所(1996) 「指差呼称」のエラー防止効果の室内実験における検証 をもとに作成

このデータによれば、

  • 指差し確認だけ  →  約3分の1
  • 指差し+声  →  約6分の1

となります。かなり減りますね。

声出ししなくても、指差しするだけで効果があると知るだけで、ハードルが下がります。

実践的には、小さく声を出すだけで、頭の中で発声するよりも効果があるように感じます。

日常生活での指差し確認

僕が指差し確認をするのは、朝、家を出る前の持ち物の確認です。

手帳に書いてある持ち物リストを見ながら「お弁当、水筒、財布・・・」と確認するのですが、
小声で「お弁当」と言いながら、右手の人差し指で実際にバッグの中のお弁当を触る。

これをすべての持ち物で行います。

こうすることで、このようなうっかりミスを減らせます。

  • お弁当って文字は見たのに、持ったつもりになっていた
  • 持っていくつもりで机の上において、そのままだった

毎日の作業って、ルーティン化して機械的に進めるようになるほど、意識を向けることがおろそかになります。

指差し確認をすることで、まるで今回が初めての作業かのように、1つ1つに意識を向けることができます。

おわりに

指差し確認、めっちゃおすすめですよ、というお話でした。

次回、上記のグラフのもととなった論文を、もう少し詳しく見てみます。

指差し確認の有名実験の結果は、日常生活にも適用できるか?
2023-10-07

参考文献

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