「備え付けの紙以外を流さないで」に関する考察と提案
[カテゴリ] note
今回はなんにもタメにならない、しょーもない話です。
トイレでよく見かける 備え付けの紙以外を流さないでください の貼り紙。
僕は子どものころから、疑問でした。
備え付けの紙以外を流せないなら、う〇こも流しちゃいけないってこと?多分5歳くらいの頃、サービスエリアの個室に入ったときだったでしょうか。貼り紙を読んで、かなり真剣に考えたのを覚えています。
昔から、変なところにばかり細かい子どもだったのです(今もときどきそう言われる)。
さすがにここはトイレだし、う〇こは流していいだろうという結論に至ったことも、かなりはっきりと記憶しています。
でも実は今でも、当時の僕の考えは論理的には正しいと思っています。だって実際、う〇こは「備え付けの紙以外」のものですから。
じゃあ、この定型文、どのように解釈し、修正するのがよいでしょうか?
「備え付けの紙以外を流さないでください」という文は、短くするために何かが省略されていると考えるのが自然です。
1つ目の解釈
備え付けの紙 以外の紙 を流さないでください の省略形という考えです。つまり、自分で持ち込んだティッシュペーパーなどは使わないでくださいね、という意味です。
おそらくこれが一番自然な解釈だと思うのですが、これだと紙以外のものは禁止されないことになってしまいます。例えば、タバコの吸い殻とか、お菓子のゴミですね。実際、男子トイレの小便器には「タバコの吸い殻やガムを捨てないで」とよく書いてあります。
紙以外のものも流されては困るので、次の修正案です。
2つ目の解釈
備え付けの紙 以外のすべてのもの を流さないでください の省略形という考えです。
しかしこれだと、やはりう〇こも流せなくなってしまいます。これでは本末転倒。
というわけでいよいよ、本命へ。
3つ目の解釈
う〇こと 備え付けの紙 以外のすべてのもの を流さないでください の省略形という考えです。
論理的に見れば、これが一番正しいです。
う〇こは流せるけど、備え付けじゃない紙(持ち込んだティッシュ)は流せないし、紙以外のゴミも流せません。すべてがキレイに解決しました。
しかし今度は、文章が長ったらしいという新たな問題が浮上します。そこで、太字部分は「当たり前すぎるから書かなくても分かるだろ」ということで省略されて「備え付けの紙以外を流さないでください」になった、という経緯かなと思います。
おわりに
これからは、
備え付けの紙以外を流さないでください
を見たら、頭の中で
う〇こと 備え付けの紙 以外のすべてのもの を流さないでください
に変換しましょう。
しょーもない話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。